RGFでは、年間10,000人の方のアジア転職をご支援させていただいていますが、海外で働きたいと思われる方の動機は様々です。例えば、「自分の知らない世界に飛び込み、経験を積みたい」、「海外で働き続けたい」など。ご自身の希望や動機に合った勤務国・お仕事を見つける秘訣は、海外転職における情報収集、求人探し・応募、採用プロセスをまずは理解して、スケジュール・To Doを計画していくことです。今回は、海外転職における8ステップとして、情報収集~入社までの流れをお伝えさせていただきます。
目次
1.情報収集する
どのような視点で情報収集をすればいいか確認しましょう。
・ご自身のキャリアに海外転職が必要か
まずは、「なぜ海外で働きたいのか」「海外で働くことがどうご自身の将来に影響していくのか」をじっくり考えましょう。もちろん、漠然と「海外で仕事をしたい」と思い、行動に移し、海外移住実現される方もいます。そうであったとしても、大事なことは、海外転職で何を得るのか、その後どうキャリアを形成していくのかを考えた上で、ご自身の望まれた結果と将来を手にすることです。5年後、10年後にどんな自分でいたいか、海外転職のメリットデメリットを踏まえ、海外転職がその手段として最適なのかご自身でイメージされることをお勧めします。
・どの国で就業するか
外国人がその国で就労するためには、その国の就労ビザを取得しなければなりません。就労ビザには要件があり、その要件を満たす必要があります。その基準は、アジア圏は比較的易しく、海外転職先として人気がありますね。希望する国のビザ要件を満たしているか確認し、希望国を絞りすぎず選ぶようにしましょう。
・どんな求人があるか
ご自身のキャリアプランを実現できる求人があるか、これまでの経験を活かしステップアップできる求人があるか、未経験でもチャレンジできる求人があるかなど、ご自身のキャリアプランに合うものがあるか確認しましょう。
・海外で生活していけるか
海外転職は、仕事が変わるだけではなくそれ以外の日常生活もがらりと変わります。海外転職を実現した人の中には日常生活がうまくいかず、職を辞してしまう方もいます。そのため、事前に現地の生活を調べ、生活が難なくできそうか検討しましょう。特にその地に足を運んだことのない人は入念な確認が必要です。生活水準、食文化、住環境、水事情、懐事情等を考慮し、できれば内定受諾前に一度渡航してみるなど、慎重に決めてください。
・海外転職にはどのような過程があるか
海外転職は国内転職と比べ入社までの工程が煩雑です。海外転職を進めていくうちに「考えていたのと違う」と戸惑うことも。この情報収集から入社までの全体の流れを把握することで、海外転職の心づもりをしましょう。
2.転職エージェントに登録する
海外転職では、RGFのような転職エージェントに登録される方が一般的です。理由は、紹介求人数が多く、採用企業に代わって募集要項をまとめており、海外転職を目指される方のご希望に合った求人を厳選して紹介、かつ無料で現地での生活情報や採用のアドバイスを受けることができるからです。具体的なメリットとして下記が挙げられます。
・情報収集できる
インターネットで収集できる情報は量・信憑性共に限りがありますが、海外転職のプロであれば、タイムリーな情報を多数保持しています。
・サポートを受けられる
面接練習や現地情報、キャリアカウンセリング、企業様への要望伝達・条件交渉などご自身だけでは対応が難しい問題が解決できます。
・効率がいい
海外転職は国内転職と比べて情報が少ないため、ご自身で一からすべてとなると膨大な時間がかかってしまい、正確な情報を取得するのも難しいのが現実です。そのため、海外転職のプロであるエージェントを利用することで、それらの労力と時間をかけることなく転職活動を円滑に行えます。
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3.キャリアアドバイザーと面談する
エージェントに登録すると、専属のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートします。ご自身の要望を伝え、疑問や不安を払しょくしましょう。面談をより有意義にするために、事前に履歴書・職務経歴書をあらかじめ準備しておくことをお勧めします。合わせて、ご自身の海外転職への希望もまとめておくとスムーズです。
また、この面談はご自身のキャリアを整理し、深掘る絶好の機会です。ご自身のキャリアプランや経歴を伝えるという意味では、実際の面接に向けた練習にもなります。うまく説明できなかった、ご自身の考えがうまくまとまっていなかったと感じた場合は、本番の面接に向けて内容を再確認しておきましょう。
RGFでは、事前に履歴書・職務経歴書・簡単なアンケートをご提出いただきます。その後、的確な求人紹介や情報提供をするため、30分~1時間程度の面談にて以下の内容を確認させていただきます。
・これまでの経歴、その中で獲得されたスキルや強み
・海外転職の動機、希望条件、今後のキャリアビジョン
・求人紹介
・質疑応答
目標・目的を共有し、二人三脚で転職活動を成功に導けるよう尽力させていただきます。
4.求人に応募する
面談後、キャリアアドバイザー紹介可能な求人票が送付されます。そちらをご確認いただき、応募するかどうかを決めてください。応募する場合は、どういった点に魅力を感じたか、応募しない場合は、なぜ応募しないのかを明確にすることで、キャリアアドバイザーにより具体的な希望を伝えることができます。
また、海外採用の場合は、欠員募集の求人が多く、応募~決定までが日本と比較して早いです。求人票が送られてきたら、3日以内に応募判断をされる方が一般的です。
そして、少しでも興味のある求人には積極的に応募することをお勧めします。色々な企業様と面接を通じて会話することで、様々なメリットを享受できます。
・求人を比較検討できる
求人票の内容だけでは見えてこない部分も、面接を介してクリアになることがあります。また、業務内容に加え、待遇や職場環境などを比べ、最適な選択することが可能になります。
求人によっては、英文レジュメが必要なケースもあります。求人票に記載がありますので、必要であれば準備をお願いします。
・海外勤務の知見を広げることができる
現地で働いている方の生の声が聴けるので、ネットでは検索できないリアルな話を聞くことができます。実際に働いたことのないご自身にとって、働くイメージをする重要な要素です。
・面接練習ができる
ご自身の経歴をまとめ、意見を伝えるには練習が必要です。もちろん、キャリアアドバイザーと練習もできますが、企業様と緊張感をもって取り組むことで気持ちがまとまることもあります。
求人内容への質問、面接のスケジューリングの仕方、面接練習、英文レジュメのチェック等ご要望に応じてお手伝いさせていただきます。
5.企業様の面接を受ける
日本と同様、書類選考通過後は、面接になります。居住地によって対面かWEBや電話面接かが変わりますので、詳しくはキャリアアドバイザーに確認してください。
・日程調整
日程調整はキャリアアドバイザーが行います。面接日調整のお知らせメールが届いた翌日から先1週間の、可能な日時を伝えましょう。
・面接回数
面接回数については求人票に記載がありますので、参考にしてください。ただし、企業様側から面接を追加される場合があります。候補者からの追加面談の希望をいただき、エージェントで調整させていただくこともあります。柔軟に対応しましょう。
・現地面接
現地在住でない場合、「現場を直接見て判断してほしい」ということで、渡航の上現地面接を必須としていることがあります。求人票に現地面接があるかどうか記載がありますが、状況によって現地面接が追加されることがあります。
6.内定の条件を確定、受諾する
複数回の面接を経て内定を獲得すると、キャリアアドバイザーより企業様からのオファーレター(内定通知書)が送付されます。
・オファーレターとは
オファーレターには、内定通知書と労働条件書の2つの側面があります。一般的に記載されている内容は、
・給与
・ポジション、役職
・雇用期間
・入社日
・勤務時間、勤務日、休日
・勤務地
・福利厚生
・賞与
などがあります。
・返答期限
オファーレターの内容を確認の上、入社に同意する場合は、サインをしてキャリアアドバイザーに返信します。期限は、企業様から特に指定がない場合は、オファーレターを受け取った時点から一週間です。どうしてもそれまでに返答ができない場合は、理由を添えてキャリアアドバイザーに相談しましょう。
・不明点は受諾前に明確にする
内定受諾後、原則受諾を取り消すことはできません。不明点や明確にしておくべき点は受諾前にすべてクリアにしておきましょう。
・退職交渉
現職がある方は、受諾後に退職の旨を現職に伝えましょう。一般的には退職希望日の1か月前ですが、何か月前に退職の意思を伝えなければならないかは、現職の企業の就業規則をご確認ください。相談の上退職日を確定させ、入社可能日を伝えましょう。
7.渡航準備をする
内定受諾後から渡航日までの間に、現住所の引っ越し準備、渡航・入社に必要な書類の準備、渡航先への引っ越し準備を並行して行います。やらなくてはならないことが膨大ですので、計画的に進めましょう。
・入社書類準備
入社にあたり、さまざまな書類を準備しなければなりません。国・企業様によって異なりますので、勤務先に確認しましょう。
・現住所の引っ越し準備
海外移住するほとんどの方は、荷物を最小限にまとめます。今住まいを借りている方は、退去の手続きや、家具家電一式をどうするか、どうしても保管しておきたいものをどうするかなど、方法を考える必要があります。
・移住先への引っ越し準備
住まいの支給がない場合はご自身で探す必要があります。職場へのアクセス、日本人が住むとしたらどのエリアがいいのかなど、探し方を企業様に相談する方が多いです。
8.渡航・入社する
渡航日は入社日の2.3日前にするなど、余裕をもって現地入りできるようにしましょう。必要なものをそろえたり、実際に職場まで行ってみたり、散策したり、入社してからは忙しくなるので、入社前がおすすめです。
まとめ
プロセスを理解し
スケジューリングする
海外転職は、
①情報収集
②エージェントに登録する
③エージェントと面談する
④求人に応募する
⑤企業様の面接を受ける
⑥内定の条件を確定、受諾する
⑦渡航準備をする
⑧渡航・入社する
の8ステップで構成されています。それぞれの流れと、ご自身が何をしなければならないかを把握し、円滑に転職活動を進め、キャリアアップや海外転職の夢を実現させましょう。
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