RGFでは、これまでたくさんのアジアでの転職の支援をさせていただいていますが、
喜びもつかぬ間、内定した企業様への入社・アジアでの新生活に向け、
渡航も含めた準備で忙しくなられる方や手続きの煩雑さに戸惑う方が多くいらっしゃいます。
そこで、各国海外転職手続きの流れと必要書類についての概要をまとめました。
ぜひご参考にしてください。
各国の状況や方針によって変わりますので、企業様の指示に従って準備を進めてください。
また、新型コロナ感染状況に伴い、渡航制限・入国手続きの概況も変化しています。
大使館サイトをこまめに見ながら企業様と密に連絡を取り乗り越えましょう!
目次
ベトナム
以下の情報は、
政府機関のウェブサイトを中心に掲載情報を引用し、当社で内容をまとめた記事になります。
最新の情報については記事中のリンクを参照いただき、
また、実際の渡航・入国に際しては、ご転職先の企業様とご確認をお願いいたします。
渡航・入国条件 2021年7月27日時点(RGF調べ)
・入国許可の取得
・渡航3日前~5日前のPCR検査陰性証明書(英文)
・アプリ「Bluezone」での医療申告
・14日間の隔離措置+14日間の健康観察、その間のPCR検査の実施
上記がコロナ禍でベトナムに渡航・就労する際に必要となります。
参考:在ベトナム日本国大使館
「ベトナムへの入国を希望する日本人の皆さまへ 渡航に当たっての前提条件」
https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20200731nyuukoku.html
こちらは参考となり、変更が生じる可能性があります。
必ず企業様や関係各所に随時確認し、情報収集しながら渡航準備をしましょう。
外国人がベトナムで就労する際には、
・就労ビザLD
・労働許可書(ワークパミット)
・一時在留許可証(テンポラリー・レジデンスカード)
が必要です。
内定受諾後~入社手続きの流れ
- (申請者様)
書類準備 - <申請者様が準備する書類>
・ビザ申請書
・犯罪履歴証明書(英文)
・卒業証明書(英文)
・在職証明書(英文)
- (企業様)
ベトナム入国管理局またはベトナム外務省・領事局にて入国許可書を申請
- (企業様)
ビザに必要な書類を申請者様宛てに郵送
- (申請者様)
航空券を予約する - ※企業様が予約するケースもあります。企業様にご確認ください。
- (申請者様)
隔離施設(ホテル)を予約する
- (申請者様)
PCR検査の英文陰性証明書取扱医療機関を予約
- (申請者様)
企業様から書類が届き次第、駐日ベトナム社会主義共和国大使館(東京)
もしくは、総領事館(大阪・福岡)にて、就労ビザ(LD)を申請 - <提出書類>
・企業様から送付される書類一式
・ビザ申請書
・パスポート
・証明写真(4.5×3.5cm)
・英文医療保険証(新型コロナ感染症対応のもの)
※必要かどうか企業様にご確認ください
- (申請者様)
渡航の3日前~5日前の間にPCR検査を受け、英文陰性証明書を取得
- (申請者様)
追跡アプリ「Bluezone」をインストール
- (申請者様)
ベトナム入国
隔離措置(14日間)+健康観察(14日間)
- (企業様+求職者様)
Work Permit(労働許可書)を申請(発給まで約2~3週間)
※要確認 - <申請者様が準備する書類>
・企業様が準備する書類一式
・健康診断書
・証明写真(4.0×6.0cm)2枚
・犯罪履歴証明書(英文)
・卒業証明書(英文)
・在職証明書(英文)
※経歴に応じて書類が必要な可能性があります。詳しくは企業様からの指示に従ってください
- (企業様+求職者様)
テンポラリー・レジデンスカードを申請(発給まで約1週間)
※要確認 - <申請者様が準備する書類>
・企業様が準備する書類一式
・テンポラリー・レジデンスカードの発行申請書
・労働許可書(ワークパミット)原本
・証明写真(3.0×4.0cm)1枚、(2.0×3.0cm)2枚
・パスポート
・住居の賃貸契約書のコピー
- ※2年更新
準備書類詳細
ビザ申請書
下記サイトから申請書をダウンロードしてください。
参考:駐日ベトナム社会主義共和国大使館サイト
https://vnembassy-jp.org/ja/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%83%93%E3%82%B6%E5%8F%96%E5%BE%97%E6%A1%88%E5%86%85
パスポート
6か月以上残存期間が残っているもの
証明写真
背景は白で、提出日から6か月以内に撮影されたものを準備してください。
申請書によってサイズが異なりますのでそれぞれ準備しましょう。
健康診断書
ベトナム入国後に労働許可書用の健康診断書を取り扱う病院にて発行してもらいます。
対象病院に関しては企業様の指示に従ってください。
航空券もしくは予約確認書
申請者様の名前とベトナムへの入国日が記載されているものプリントアウトしてください
英文卒業証明書
在籍していた学校のHPか「学校名 学歴証明書」で検索すると、申請方法を所要期間がわかります。
英文ですと時間のかかる学校もあるので、早めの申請をお勧めします。
取得後、
公証役場にて公証人の認証→法務局にて法務局長の公証人押印証明
→外務省にて公印確認→在日ベトナム大使館で領事認証が必要です。
詳しく公印・認証についてをご確認ください。
英文在職証明書
フォーマットは自由ですが、下記の項目を網羅していることが必須となります。
・企業名
・所属先部署名
・当時の業務内容、役職名
・在籍期間
・記載内容を証明できる方の名前(社長名、人事担当名、上司名など)
・担当者の連絡先(電話番号、メールアドレスなど)
・会社の社判
これまでに就業した企業すべての分を準備いただけることが望ましいです。
難しい場合は企業様に相談の上、次の職務内容と同じで3年以上の経験がある直近の会社のものを準備してください。
取得後、
公証役場にて公証人の認証→法務局にて法務局長の公証人押印証明
→外務省にて公印確認→在日ベトナム大使館で領事認証が必要です。
詳しく公印・認証についてをご確認ください。
英文犯罪履歴証明書/英文無犯罪証明書
無犯罪証明書はご自身が現在住民票をおかれている都道府県の警察へ出向いて申請頂きます。
申請する際に「なぜ必要なのか?」申請を行う証明として海外での労働契約書や採用通知書が必要な場合があります。
各都道府県の県警によって求める文書が異なる様ですので、
事前にご自身の管轄の県警HP等で確認/問い合わせをお願いいたします。
取得後、外務省にて公印確認→ベトナム大使館にて領事認証が必要です。
詳しく公印・認証についてをご確認ください。
参考:警視庁「渡航証明(犯罪経歴証明書)の申請について」
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetsuzuki/toko/toko.html
補足・注意点
公印・認証について
ベトナムは、外国公文書の認証を不要とする条約『ハーグ条約』締結国に含まれません。
そのため、ベトナムの政府や企業に書類を提出する際は、ベトナム大使館領事認証を取得する必要があります。
犯罪経歴証明書
外務省にて公印確認→在日ベトナム大使館にて領事認証
在職証明書(英文)・英文卒業証明書(英文)
公証役場にて公証人の認証→
法務局にて法務局長の公証人押印証明→
外務省にて公印確認→在日ベトナム大使館で領事認証
上記手順を踏むことで、公文書化します。
公証役場の所在地によって、手続きが多少異なる場合がございますので、
詳しくは公証役場にお問い合わせください。
参考:Jetro 「外国語書類の公証手続き:ベトナム」
https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-121101.htm
その他
・海外で医療にかかる際、社会保険手続きができていないと医療費が高額になります。
新型コロナ感染症をカバーする旅行保険等に加入することをお勧めします。
参考サイト:
駐日ベトナム社会主義共和国大使館
https://vnembassy-jp.org/ja/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%83%93%E3%82%B6%E5%8F%96%E5%BE%97%E6%A1%88%E5%86%85
Jetro
https://www.jetro.go.jp/world/reports/2017/02/7449e5550e1db333.html
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