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香港では、私立病院、公立病院ともに高い医療水準を有しています。
公立病院は、どんな症状や手術であっても、一定額のみで受診が可能です。
そのため、公立病院は常に混雑しており、予約が取りにくかったり、
緊急度の低い症状や手術は、順番がなかなか回ってこないのが現状です。
そのため、多くの日本人は、私立の総合病院にかかるのが一般的です。
私立病院の多くには、専属の日本語通訳を雇用しており、
英語や広東語が苦手な場合にも、安心して受診することが可能です。
通常、日本語通訳が必要な場合には、予約の際に予めその旨を伝えておく必要があります。
また、私立の総合病院以外にも、
日系クリニックや日本語対応のクリニックも多数あり、
病気や怪我の際にも、病院に行きやすい環境です。
しかし、保険が適用される医療機関や、キャッシュレスでの受診については、
加入される保険によって異なります。
詳細は加入される保険内容をご確認ください。
私立病院の医療費は高額で、
風邪などの受診であっても、初診費用でHK$1000近い金額が掛かります。
現金を用意していくか、クレジットカードでの支払いが可能か確認しておくといいでしょう。
日本人が安心して受診できる病院・クリニックも多くありますが、
風邪や下痢などにならぬに、普段の生活から十分な注意が必要です。
とくに、香港は高温多湿な気候であるため、食中毒や下痢になりやすい環境です。
街市では、真夏であっても常温で生肉を取り扱っていたり、衛生管理が良くない飲食店も存在します。
衛生状態の悪そうな飲食店は利用しない、
鮮度が悪い食材には手を付けないなどの自己防衛が必要です。
また、室内にカビが発生しやすい環境でもあります。
換気を行ったり、除湿を行うなどカビの発生を防ぐ必要があります。
※上記の記事は、取材時点(2017年02月末)の情報を元に作成しております。
現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい。