香港での家探しと住宅事情

イオンなどがあり、日本人にとっても生活のしやすい香港ですが、家賃が高いことでも有名です。

現地採用の方が香港で生活する場合、最も心配なのがこの「家賃の高さ」ではないでしょうか。

東京と比べても、香港の家賃は高くなっています。

また、年々家賃は上昇傾向にあり、更新時には家賃が上がる事がほとんどです。

しかし、オーナーによって、その値上がり幅や、値上がりするかどうかが全く異なります。

一般的に、中国人オーナーの場合には、大幅に値上がりする傾向にあります。


□家の探し方

香港にも日系の不動産会社がいくつかあります。

しかし、日系の不動産会社の場合は、駐在員やファミリータイプの物件を取り扱うことが多く、

現地採用者の方向けの物件はほとんど取り扱っていません。

そのため、地元の不動産会社を使い探すことになります。


香港ではローカルな不動産会社が多く、他のエリアの物件はあまり取り扱っていません。

住みたい地域を見つけたら、その地元にある不動産会社に足を運ぶのが良いでしょう。


なお、現地採用の方が多く住む地域としては、

香港島なら上環、西環、北角、西湾河、

九龍半島なら九龍湾、紅ハムなどの地域、又は新界が挙げられます。


また、自宅は街の喧騒から離れた所が良いということで、離島に住み、そこから出勤する人もいます。

離島から香港島までは30分程なので、通勤圏内といえます。

しかし、船での通勤となり、天候によっては欠航する場合もあるので、検討が必要です。


□契約時の注意点  

契約時には、契約内容を交渉するのが一般的です。

主な、契約交渉のポイントは、以下のとおりです。

 ・「レーツ」と呼ばれる税金と管理費が家賃に含まれているかどうか

 ・家具や電化製品を揃えてもらえるかどうか

 (香港では家具や家電があらかじめ付いている部屋が多く、

  交渉により新しい物をオーナー負担で取り付けてくれる場合があります。)

 ・家電や家具が壊れた場合の修理費の負担     など


また、契約時には、まとまった金額のお金が必要になります。

家賃の4か月分は用意しておきましょう。

(1ヶ月の前家賃、2ヶ月分のデポジット、不動産会社への手数料など)


□1か月の家賃と生活費

ワンルームあるいは1ベッドルームのフラットの場合、家賃は最低HK$5,000~6,000です。

また、1ヶ月の光熱費・電話代等は1人暮しの場合には合わせてHK$1000弱と考えておけばよいでしょう。


□様々なタイプの住宅

香港では「アマさん」と呼ばれるメイドの習慣があります。

物件によっては、週1で部屋のクリーニングをしてくれるサービスがある場合があります。

1人暮らしの人にとっては、便利なサービスといえます。


また、1人で部屋を借りるほかに、

ルームシェアをしたり、中国人家庭に間借りするなどの選択肢もあります。 

シェアや間借りをすれば、家賃を低く抑えられ、高級マンションに住むことが可能になる場合もあります。


※上記の記事は、取材時点(2017年02月末)の情報を元に作成しております。

現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい。


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