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インドでの家探しは主に以下の方法となります。
① 日系不動産業者を利用する
地域により日系・もしくは日本人を相手にする現地不動産業者がありますので、そちらに連絡をしてみてください。紹介料で数か月分の家賃がチャージされることが多いですが、過去にも日本人が住んでいたり、日本人が住んでも安心できる物件や地域などを紹介してくれます。
サービスアパートなどを持っている不動産業者もあり、値段はお高めですがハウスキーピングサービスがついていたり日本食を提供してくれたりなど、様々な日本人がインドで暮らす上で便利なサービスがついていたりし、安心です。
② 個人で不動産を扱っているインド人エージェントに物件を紹介してもらう
地域ごとに日本語が話せる個人不動産エージェントがいる場合があります。こういった方々はネット検索ができないので、該当地域に住んでいる方と繋がり情報を頂くしか方法がありません。レベルが少し高いかもしれませんが、日本人対応をしたことがあるオーナーや過去に日本人が住んでいた物件を紹介してくれることが多いので、安心です。こちらも①と同様数か月分の紹介料がかかります。
~英語での交渉が可能な方向け~
③ ウェブサイトで探す
インド中の物件を取り扱い、よく利用されているサイトが以下になります。
オーナーが直接物件を載せていたり、個人エージェントが紹介している場合など様々あり、紹介料・仲介料が必要か確認が必要です。家具なし・家具付き、部屋の大きさ、予算などで絞り検索ができるので、希望の物件はみつけやすいかもしれませんが、写真と異なることも多いので、見学は必ず必要です。
④ シェアハウス
https://www.rgf-hragent.asia/blog/india/7840/
こちらの記事のように、シェアハウスを提供している場所があったり、個人同士のやり取りでシェアをすることもあります。外国の人と一緒に住むのは日本の常識が通じない場合もあり大変な部分も発生すると思いますが、よい経験になると思います。
以下のようなサイトでフラットメイトを探すことが可能です。
https://www.olx.in/en-in/for-rent-houses-apartments_c1723/q-room-sharing-with
https://www.indianroommates.in/
⑤ 町中を歩き「TO-LET」と書いてある小型看板に電話をする
オーナーが自分の電話番号を記載し、貸し出し希望物件のそばに看板を掲げていることが多いです。電話をかけてすぐ見学ができたり、家賃や将来の値上げなどに関して交渉可能なことが多いです。また直接オーナーと話すのでその人となりを自分自身で確認することができ、信頼できる方かどうかを見極めることが可能です。
家賃のほかに立地もよいことがあり、掘り出し物件がたまに見つかります。
住宅探しの際に知っていてほしいこと
■BHK
B・・・Bedroom
H・・・Hall
K・・・Kitchen
となり、2BHKという表現はベッドルームが2つとホールとキッチン付きという物件になります。
■Full furnished / Semifurnished / Unfirnished
Full furnished・・・必要な家具付き
Semifurnished・・・棚などはあるけどダイニングテーブルや冷蔵庫がないなど一部の家具がない
Unfurnished・・・一切の家具なし
のいずれかから物件を探すことが可能です。
家具は新規で購入するか、以下のようなレンタル家具サービスを取り扱う会社もありますので、借りることも可能です。
https://furniture.nobroker.in/
また、家具が置いてある部屋を借り際は、契約書にも記載されますが、細かいものなどや状態は載らないので、もともとあったオーナーのものが分かるようにや傷をつけていない証拠に残せるように写真などで情報を残し退去時に問題を起こさないようにしておきましょう。
■オーナーの人柄
オーナーの中には急に退去を依頼してきたり、理不尽な請求をしてくる人もいたりします。以前のテナントと会うことができたらレビューを伺ったり、信頼できるオーナーかどうかを電話や直接会うことで確かめることをお勧めします。
同様にオーナーもテナントが信頼できる人かを判断しています。勤務先や仕事の話をしたり、どのくらいの期間借りるつもりか、家賃はしっかりと送れずに払います等貴方側も信頼できるテナントであることのアピールもしっかりと行ってくださいね。
また、消耗品は住人が買い替え・修理することが常ですが、それ以外のものが壊れたときにどちらが直すかなどは事前に簡単に話し合っておくことをお勧めします。
■デポジットに関して
ほとんどの地域は2,3か月分であることが多いですが、バンガロール市内は物件により10か月分ほど請求される場合があります。デポジットはオーナーが投資の元手を確保するために沢山とることがあると聞いたことがあります。デポジット金額はなかなか交渉できませんので、用意できない場合は数か月分デポジットの物件を探した方が良いでしょう。
■物件の見学を必ず行うこと
サイトに写真を載せている物件は多いですが、本当に該当の物件の写真を載せているのか不明ですので、可能であればご自身の目で確認されることをお勧めします。もし渡航前で難しい場合は、エージェントにwhatsapp(インドで利用されるLINEと同様のSNSアプリ)のビデオコールを通し見せてもらったりすることも可能な場合がありますので、交渉してみてください。
※インドの物件はすべてコンクリートの為、アパートの最上階は夏になると熱が部屋の中に簡単に伝わって来る為、避ける方がベターです。
■家賃交渉に関して
法外な値段を請求されていないかを確認するために、同じアパート内の価格や、周辺地域の価格情報を入手できるのであれば事前にした方が良いです。アパートであればセキュリティの人や出入りしている住人に声をかけてみましょう。
また、こういった交渉事は電話で話すよりも、対面で行った方が効果的です。
■年が変わる際の値上げ額を確認する
インドでは以下などの理由から、毎年5-10%の家賃値上げがあることが多いです。
a) インフレーション: 経済全体の物価上昇が、物件の維持管理や改善のコスト増加につながる。
b) 需要と供給: 高い需要と限られた住宅供給が家賃を押し上げる。
c) 固定資産税: 固定資産税の上昇が大家の経費を増加させ、それが入居者に転嫁される。
d) 維持費: 修理やメンテナンス、アップグレードのコスト増加が家賃の上昇に寄与する。
e) 市場条件: 競争の激しい不動産市場では、現在の相場に合わせて家賃を調整する必要がある。
f) 規制: 地域の規制や家賃統制法の変更が家賃価格に影響を与える場合がある。
g) 投資収益: 大家は物件投資からより良い収益を目指して家賃を設定する。
h) 保険料: 物件にかかる保険料の上昇が家賃を引き上げる要因となる。
i) 光熱費やサービス: 物件に関連する光熱費やサービス費用の上昇。
どの家も家賃が上がる傾向にあるので数年同じ場所に住みまた別のところに引っ越すという方が沢山おりますが、方法として数年住む前提で最初に提示された家賃よりも少し高く設定し、住んでいる間値上げなしでお願いしたいという交渉や、過去の相場を確認し、5%づつ上げるのであれば大丈夫等と%をこちらから提示するという形があります。
※上記の記事は、取材時点(2025年1月)の情報を元に作成しております。
現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい。
インドでの就職活動にご興味がある方は、以下弊社ジャパンデスクまでご連絡ください。
Email: jp.hiring@rgf-hragent.asia