

タイの医療環境やその水準は、地域や医療施設によって異なりますが、
バンコクなど、都市部にある代表的な病院であれば、
ほぼ日本と同じ水準の医療を受けることが出来ます。
タイにはクリニック、公立病院、私立病院と主に3つの病院が存在します。
タイで働く場合、社会保険への加入が義務づけられ、
この社会保険を利用すれば、公立病院は無料で受診することができます。
しかし、きれいな病棟や丁寧なサービスがある訳ではないので、外国人の利用はごく僅かです。
一方、タイにはホテルのようなサービスクオリティーを持つ私立病院が存在し、
近年メディカルツーリズムで中東を中心に多くの富裕層の治療を受け入れています。
日本語でのサービスを完備している病院も多く、
会社で民間の医療保険に加入した場合、
日本人の多くの人が私立病院を利用しています。
また、日本の医学部や病院に留学経験がある日本語が話せるタイ人医師や
日本語通訳スタッフが勤務している病院もあります。
タイを代表するような病院であれば、
風邪などの診察だけでなく、出産や一般的な手術でも、
概ね安心して受けることが出来ると言われています。
加入する医療保険によっては、受診出来る病院が限られていたり、
キャッシュレスではない場合もあるので、
使用する前に、きちんと内容を確認する必要があります。
また、熱帯の気候から、
蚊を媒介にした病気や食中毒の危険性も日本より高いため、
自身で予防の対策を行うなど、自己防衛が必要です。
タイの医療情報については、
在タイ日本国大使館のホームページ(http://embjp-th.org)でも紹介しています。
また、海外医療情報については、
一般財団法人 海外邦人医療基金(http://www.jomf.or.jp/)のサイトもオススメです。
□出典
・海外医療事情レポート27 タイの医療事情
http://www.jomf.or.jp/report/kaigai/27/8.htm
※上記の記事は、取材時点(2017年02月末)の情報を元に作成しております。
現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい.