

タイでの就業が決まると、次は家探しが始まります。
ここでは、タイ(主にバンコク)の家探しの方法や、
現地採用者の方が多く住むお部屋などについて、ご紹介します。
□3種類の賃貸物件
タイの賃貸物件は、大きく3種類に分かれます。
①コンドミニアム
②アパートメント
③サービスアパートメント
この3つの賃貸物件の違いは、以下の通りです。
①コンドミニアム
日本でいう、分譲マンションタイプ。
同じ建物でも、各部屋でオーナーが異なり、
内装や家具の有無、契約条件も様々。
トラブルの際には、管理事務所が対応してくれるが、
トラブルの内容によっては、
オーナーへの連絡・協議が必要な場合もあり、
トラブル解決までに時間がかかることもある。
建物内にはジムやプールなど、
居住者が使用できる施設がある場合が多い。
セキュリティーもしっかりしおり、外国人移住者にも安心。
②アパートメント
日本でいう賃貸物件タイプ。
管理会社が建物を丸ごと一括運営しているのが一般的。
トラブルの際などは、管理事務所が対応してくれる為、
何かあったときには便利で安心。
セキュリティーやジムなどの設備はないが、
コンドミニアムより比較的安く借りることが出来る物件。
③サービスアパートメント
ホテルとアパートメントの中間。
ホテルと同じく、清掃、シーツやタオルの交換、
ベッドメイキング、朝食サービスなどがある。
また、セキュリティーもしっかりしており、
ジムやプールなどの設備利用可能。
水道光熱費やインターネットなどの通信費も賃料に含まれる。
□家探しの方法
日系の不動産会社も多くありますが、
駐在員やファミリー向けの物件を主に取り扱うことが多く、
現地採用者向けの物件はあまり持っていないことが多いです。
一番おすすめの家探しの方法は、
勤務先のタイ人スタッフに手伝ってもらう方法です。
気になる地域や会社近くのローカル不動産会社に、
会社のタイ人スタッフと一緒に行き、
色々と物件を見せてもらい、
現地の生活感覚を掴みながら探すのが良いでしょう。
現地採用の方は、家賃8,000~20,000THBの
「スタジオタイプ」と呼ばれるワンルームに住むことが多く、
バンコクには、家具付きでワンルームの部屋が多くあります。
場所にもよりますが、
12,000THBで駅チカの新築物件を見つけられることもあります。
まずは、10,000THBを目安に探してみるのが良いでしょう。
また、タイでは屋台などで毎日外食するのが一般的な為、
キッチン設備が整っていないところが多いです。
自炊をしたい方は、キッチンがある物件を希望する必要があります。
□契約時の注意点
・必ず現地で実際のお部屋を確認する
ネットで部屋の写真を見れる場合もありますが、
家具や内装が実物とは違う場合もあります。
自分の目で確認してから契約しましょう。
また、家具や内装は、交渉次第で変更してもらえる場合があります。
気になる点があれば、どんどん交渉しましょう。
・契約内容の詳細確認
タイの賃貸契約は一般的に1年です。
中途契約解除となる場合には、違約金が発生します。
また、ペストコントロールの費用負担の確認や、
契約満了時の事前通知日数(退去か契約更新かを何日前までに知らせるか)などについても、
確認をしておいた方がいいでしょう。
・トラブル・不具合発生時の連絡先確認
住居の不具合やトラブルは必ず発生します、何かあった場合にどこに連絡すれば良いか、
確認しておくと、問題が発生した時もスムーズです。
・労働許可証の有無
物件によっては、労働許可証が発行されるまでは、契約出来ない場合もあります。
・周辺環境の確認
駅やスーパーへの行き方、野良犬が多くないか、
夜の治安はどうかなど、気になる点は確認しましょう。
「住めば都」といいますが、
新しい環境で疲れた身体を休めることの出来る自宅は、
トラブルが少ない方が良いものです。
事前に気になる点を減らしておき、
不動産会社の人との関係を構築しておけば、
その後の対応もスムーズになります。
※上記の記事は、取材時点(2017年01月末)の情報を元に作成しております。
現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい。